Love Prince―18歳の初恋―【完】
「何だよ、これは」



「ハートの半分!」



「何でだよ!」



先生は私を見て、何かを確信したように、「くっつかないな」と呟いた。

…くっつかない。

重い位、胸に突き刺さる言葉だった。



「良いもん。塗り潰すから!」



「キレた;;」



頬を膨らませ、ケチャップをスプーンで塗り広げると、ハートの半分は、跡形もなくなった。

オムライスと、一緒に作ってくれたスープは、私の舌を魅力してくれた。

言葉に出来ず、表情で何とか表してると、「小学生(笑)」と、また馬鹿にされた。

…龍哉ぁぁ!
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