Love Prince―18歳の初恋―【完】
「アイスコーヒーとホットコーヒーを一つずつ」



「畏まりました。…他に何か?」



店員さんはひまわりさんを見た後、何故か私を見た。

私は首を振り、「以上です!」と、何となく笑って言う。

すると歩斗さんが何故か笑いそうになった。

堪えてるのが見てわかる。



「どうかしました?」



去って行く店員さんから歩斗さんに視線を向けると、「ひまより上手ですね」と、先生の肩を叩いた。



「あの人、癒杏の笑顔に落ちた」



亜果利が意味不明な事を言う為、私の頭はハテナだらけ。

そんな私に、ひまわりさんが、ニコッと微笑んだ。
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