Love Prince―18歳の初恋―【完】
亜果利が「はい」と頷くと、「マンネリ夫婦」と、私の目の前の人が呟いた。



「何がマンネリ夫婦よ!」



「違ったか?」



先生のからかいに、亜果利は頬を膨らませた。

真顔で冗談とか言うから、なかなか通じない。

私もよく、寝る前の2人の時間に何度、拗ねただろう。



「龍哉さん、誰にでもSなんだ」



「お前もだろ」



歩斗さんは優しそうなのに、実はそうでもないのだろうか。

私は先生と歩斗さんを交互に見つめ、“似た者同士なんだ”と思ってると、次第に先生だけを見ていた。

…うーんっ。

私、先生の事、また好きになってる!(笑)




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