Love Prince―18歳の初恋―【完】
私は先生のオムライスに、“バカ”と書き加えた。
「お前が馬鹿だ」
先生は気にせずに、オムライスを食べ進めて行く。
ムキになる私に、「食べたら帰るよ」と、陵介君が声を掛けて来た。
…そうか。
今日は長居は出来ないんだ。
残念だけど、仕方ない。
ご飯を食べ終えた私は、キッチンにお皿を片付けて、鞄を持った。
「矢田先生、バイバイ」
「おぉ。明日な」
…明日!
毎日、会える!
明日からまた、アピールタイムがちゃんとある。
「癒杏ちゃん、行こうか」
「はぁい」
私はパパやママ、先生に手を振って、矢田家を出た。
「お前が馬鹿だ」
先生は気にせずに、オムライスを食べ進めて行く。
ムキになる私に、「食べたら帰るよ」と、陵介君が声を掛けて来た。
…そうか。
今日は長居は出来ないんだ。
残念だけど、仕方ない。
ご飯を食べ終えた私は、キッチンにお皿を片付けて、鞄を持った。
「矢田先生、バイバイ」
「おぉ。明日な」
…明日!
毎日、会える!
明日からまた、アピールタイムがちゃんとある。
「癒杏ちゃん、行こうか」
「はぁい」
私はパパやママ、先生に手を振って、矢田家を出た。