Love Prince―18歳の初恋―【完】
戸惑いながら頭を下げ、お兄ちゃんを見た。



「今お付き合いしてる、渡瀬莉央ーワタセリオーさんだ。優しい人だから、仲良くしてやって」



お兄ちゃんは私の頭を撫でて、莉央さんを連れて、リビングに入る。

2人に続くと、キッチンに居るお姉ちゃんが、不機嫌になったのがわかる。

私はどうしたら良いかわからない中、お気に入りのマグカップに、りんごジュースを注いだ。



「癒杏、これ先に食べたら?」



パパが帰って来るまで1時間はある。

私はお姉ちゃんからプリンを受け取り、ダイニングテーブルで食べる事に。
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