Love Prince―18歳の初恋―【完】
33‐危険なトーク
「――ただの狼やんけ!」
リビングに響く、先生の親友である、章都ーアヤトーさんの声。
今日はお姉ちゃん・亜果利・岳・章都さんを加えて、晩御飯を食べる事になったんだ。
途中、私が昨日の事をポロッと話してしまい、呆れと怒りで固まる先生をチラチラ見ながら、話せる所だけ話したのに、章都さんからの激しい突っ込み。
「18歳を相手に…しょうもなぁー;;」
終いには頭を抱えてしまい、先生から一発の拳が飛んで来た。
「お前は黙れ」
「何でやねん。おやっさん、こいつは男としてまだまだでっせ!」
…何ですとっ!?