Love Prince―18歳の初恋―【完】
答えを聞く前に落ち込む私。

でも、何故か陵介君たちが、クスクスと笑い始めた。



「兄貴、顔が真っ赤!」



「お前、緊張したんやろ!(笑)」



言いたい放題の2人に言い返さない先生。

本当に顔が赤く、自身まで恥ずかしくなる。

緊張してたのは私も。

昨日の光景が、鮮明に蘇った。

ドキドキして。

でも、気持ち良くて…。



「お前らには…。陵介以外は一生、拝めないだろうな…」



「何やと…!」



先生は、私を見ないように答えた。

章都さんは私を見たと思えば、お姉ちゃんも品定めするように見る。
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