Love Prince―18歳の初恋―【完】
「よう考えれば、国賓級やな」



「俺まで答えづらい…ですね;;」



陵介君はタジタジになり、岳は「失礼な人たちだ…」と、ブツブツ言う。

パパとママは大笑いして、私まで自然と笑えて来た。



「みんな、幸せで良いわね!」



「章都はいつプロポーズが出来るんだろうな」



「おやっさん、そりゃないっすよ!」



私は指輪を見てニヤニヤ。

“かけがえない君”―…。

左手に嵌めたのは、私のメッセージへの答え。



「うあぁ…幸せっ」



私は一人言を言いながら、オレンジジュースを飲んだ。
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