Love Prince―18歳の初恋―【完】
「ない頭で考えろ」



「頭あるよ?」



「…そうじゃなくてな;;」



三浦先生は頭を抱え、「息子より大変なヤツ」と呟いた。

私はボールペンを借りて、名前や住所などを記入。

理由としては、【働きたいから。後、矢田先生との関係についての件の責任を私が取ります】と書いた。



「受理して下さい!」



「校長と…」



三浦先生に退学届を渡して、帰る気になった私。

しかし、三浦先生は扉を見て、手を挙げた。

振り返ると、明らかに怒ってる龍哉。



「退学って何だよ」



私の所に来ると、退学届を退かして、新しく書いたであろう退職届を出した。
< 345 / 440 >

この作品をシェア

pagetop