Love Prince―18歳の初恋―【完】
「亜果利!どうしたの!」



「あんたの彼氏と揉めたのよっ!」



いつものように声を掛けたのに、何故か私が怒られた。

しかも、怒鳴り込まれた気分。

私は中に上がるように伝えて、部屋に連れて来た。

作業を再開し、亜果利に何があったか訊ねる。



「進路よ。岳と大学を別にしろって!酷くない!?」



…そんな事、言われても;;

私は先生とは歳の差があって、進路が被らない。

だから、理解する事が難しい。

自分に例える事が、どうも出来ない。



「龍哉と離ればなれ…?でも、家で一緒だしなぁ…」



私、意外に平気かも!
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