Love Prince―18歳の初恋―【完】
「はぁい。ドレス急いで仕立てて貰います」



けど、断るわけにも行かず、頷いた。

龍哉の彼女に相応しいって、結婚するんだから関係ないと思うけど。



「そう。では18時に杏奈たちと来て下さいね」



「はい」



女性が帰って行く姿を見ながら、私はパパに電話を繋ける。



「大至急!紫のドレスを作って貰って!舞踏会だって!!」



『このご時世にか?でも癒杏の頼みだし、16時には完成させるから』



「よしっ!」



私は携帯を閉じた後、家の中に入る。

ママにお願いして、ひまわりさんにネイルを変えるお願いをした。



「あ、見送り…」



…ま、いっか!




< 386 / 440 >

この作品をシェア

pagetop