Love Prince―18歳の初恋―【完】
私は「ちょっと待ってて下さいね?」と歩斗さんに伝えて、3階の部屋へと向かう。

ドレスを脱ぎ捨て、部屋着に着替え、ドレスを専用のハンガーに付け、クローゼットにしまうと、直ぐ様2階のリビングへ。



「あー!何してるんですか!」



でも、歩斗さんはひまわりさんの隣で、私に背を向けて呑んでる。



「癒杏?もう止めなさい。歩斗さんも迷惑よ」



「だって…」



お姉ちゃんに怒られ、私はショボくれながら、先生の隣に座った。



「先生、ぎゅー…っ」



龍哉に抱き着き、唇を尖らせる。

お姉ちゃんが呆れてるような目で見て来る。
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