Love Prince―18歳の初恋―【完】
39‐秘密の作業中
昨日、早く寝たせいか、起きるのも早かった。
私の腰に巻き付いて寝てる先生の腕を退かして、ベッドから出て、着替えてリビングに行くと、ママとひまわりさんが居た。
「おはようございます」
「おはよう。昨日はごめんね?
記憶ないんだけど…;;」
ひまわりさんは苦笑しながらテーブルを拭いてる。
先生のジャージを着た歩斗さんも来て、私はパンッと、手を叩いた。
…閃いた!
私は先生に内緒で、ママと隠した結婚式のパンフレットを見せた。
「何、これ」
コーヒーを飲む歩斗さんは、不思議そうに私を見て来た。