Love Prince―18歳の初恋―【完】
亜果利が「はい」と返事をすると、「癒杏ちゃん」と、岳のお父さんが、パパを連れて来てくれた。

岳のお父さんと、うちのパパは、薬をここに卸してる為か、私たちが知り合う前から知り合いだったらしく、仲も良い方。



「パパ、おじさん、担任の矢田先生!」



「はじめまして、矢田です」



「こちらこそ、岳の父です」



「この度は、癒杏がお世話になりまして」



3人が頭を下げ合ってると、矢田家のパパも、ママと登場した。



「え?陵介君の、ご兄弟だったんですか?」



「はい。弟がお世話になってます」



何だか面白くもある会話に、笑ってると、岳のお父さんが、「ちょっと見せて」と、ガーゼを剥がした。
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