Love Prince―18歳の初恋―【完】
反省する必要もないが、謝りもしない岳に、「お前はっ!」と、おじさんの拳が飛びそうになる。



「まぁまぁ!;;」



「私も気にしてませんから!;;」



私たち親子で岳のお父さんを止めると、岳は命拾いをした事に安堵した様子。

ママは「可愛い顔を、また早く見たいわ」と、頭を撫でてくれる。

亜果利も頷いてくれるけど、特に可愛くもない私は、首を傾げて2人を見て居た。

…お世辞が上手いのかな?

そうなんだろうなぁ。



「どこまでも天然」



「何が?」



「…いや、別に」



岳は私から目を逸らして、落胆して居た。




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