Love Prince―18歳の初恋―【完】
「それ、“雷”だろ?;;
電流が“流れたように”って、言いたかったんだよな?;;」



「あぁ…それならわかるわ;;」



頭がこんがらがってる私を無視して、2人は納得し合ってる。

いなりじゃなくて、雷。

落ちるじゃなくて、流れる。

…わかんない…(泣)

自分の馬鹿さに、本日2・3回目のダムの決壊までのカウントダウンが始まる直前、チャイムが鳴った。

始業式と着任式の為、私たちは体育館へ。

岳と亜果利に腕を掴まれ、去年みたいに、迷子で不参加にならないように、体育館に連れて来られた。

上履きから体育館シューズに履き替え、整列。
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