Love Prince―18歳の初恋―【完】
こんなに優しくて、素敵な先生に惚れた私は、見る目があったと、自画自賛する。

この出逢いは、運命としか思えない。



「先生…?」



「何だ?」



「もう少し…このままで居させて…」



「あぁ。落ち着くまで、居ると良い」



先生は体勢が辛くなったのか、私を抱っこして、ソファーに座った。

亜果利が「大胆だねー」と、からかって来ても、「俺なりの優しさ」と、背中を擦ってくれた。

先生と居ると、強くなれる。

恐怖心はもう、ほとんどなくて。

今のこの状況はきっと、私の甘えに、付き合ってくれてるんだとわかった。




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