Love Prince―18歳の初恋―【完】
入園し、私はフリーパスの証明となるアームストラップを付け、ちょっと古い遊園地ながらも、楽しむ事にした。
後ろに振り返れば、簡単なタイプなのに、アームストラップを矢田先生に付けて貰ってるナナコ先生が目に入る。
「テンション下げるな!」
岳に注意され、尖ってた唇を元に戻す。
今日は私服な為、動きやすいから、私はショルダーポーチの紐を握りながら、バイキングへと走る。
亜果利は脚の長さを象徴するようなスキニーに、白のタンクトップに、緑のカーディガン。
岳はダメージジーンズに、Tシャツとラフ。