Love Prince―18歳の初恋―【完】
腹から息を吸い、叫ぶ。
「―――癒杏ッ!!!!」
「…せんせーっ!!」
俺に気付いた貞包は、涙をボロボロ溢して俺を見る。
暴れても良いが、“先生”と呼ばれた分、厄介だ。
「癒杏…」
「誘拐じゃねぇかよ」
中西たちも駆け付けて来た。
…こいつ。
俺は男たちを鋭く睨む中西を見た。
「喧嘩、出来るだろ」
「空手二段ですが何か」
口は固そうだし、クビになっても構わない。
俺は中西の腕を引っ張り、逃げようとする男2人の行く手を塞いだ。
近くで見ると、俺よりデカイ。
「―――癒杏ッ!!!!」
「…せんせーっ!!」
俺に気付いた貞包は、涙をボロボロ溢して俺を見る。
暴れても良いが、“先生”と呼ばれた分、厄介だ。
「癒杏…」
「誘拐じゃねぇかよ」
中西たちも駆け付けて来た。
…こいつ。
俺は男たちを鋭く睨む中西を見た。
「喧嘩、出来るだろ」
「空手二段ですが何か」
口は固そうだし、クビになっても構わない。
俺は中西の腕を引っ張り、逃げようとする男2人の行く手を塞いだ。
近くで見ると、俺よりデカイ。