Love Prince―18歳の初恋―【完】
「先生と結婚したら、こんな感じなのかな?(笑)」



「…また意味のわからん事を」



先生は私から目を逸らして、始まったバラエティーを見始めた。

私が「面白い?」と訊ねると、「普通」とだけ返して来た。

それだけでも、会話が成立する事が嬉しい私は、食用が溢れた。

いつもよりたくさん食べた事に、パパにもママにも褒められた。



「癒杏、パパとお風呂にでも入るか?」



「良い―…」



「――ダメだろ。普通に考えて、止めとけ」



食事を終えた私に、パパが混浴を提案。

良いと思った私の返事を遮った先生の顔は少し、怒って居た。




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