嘘偽りの愛しい体温
「蓮也、力強くて凄く逞しくて凄かったよ」
「そうか、有難うな」
暫くしてレストランの駐車場に着くものの、私は思わず自分の目を疑った
あの…此処って何レストラン?
確かに洋食がありそうな店だけど…いかにも高級感溢れてない?
「あの、蓮也。グラタンはグラタンでも普通のグラタンで良いんだよ?」
「グラタンに普通とかあるのか?」
「あ、ないかな。なんて言うか、高級なレストランじゃなくてファミレスとかで良いんだよ」
蓮也ってこう言う店によく来るのかな?