嘘偽りの愛しい体温
食事が終わりコーヒーも飲み終えると店を出て車へと向かう
「あの、ご馳走様でした」
「どう致しまして」
結局やっぱり蓮也が会計済ませてくれた
ホテルの時だってそう
私一度も出した事ないんだけど…良いのかなこれで
昨日一緒に居た女性へのプレゼント代も高くついただろうし…
昨日の女性…
プレゼント…
だ、駄目よ駄目。私ったら今蓮也と一緒にいるのに
落ち込む様な事考えたら駄目…
今は私が、蓮也を独占してるんだから。