嘘偽りの愛しい体温


車を走らせる事50分弱。高級感溢れる高層ビルの駐車場に車を停める


凄く高いビル…と言うか…オフィスビル?それともホテル?


どっちか良くわからない


車から降り蓮也の半歩後ろを歩きロビーへと入って行く


フロントがある


って事は…やっぱりホテル?


ご飯食べて行き着く先はホテルだったんだ


うん…わかってる


私達の関係は重々承知してるつもりだけど、今日に限って何だか辛い


蓮也は受付もせずエレベーターに乗り込み、最上階である38階のボタンを押した。



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