嘘偽りの愛しい体温


「蓮也、優しいんだね」


「俺は優しくない」


「クスクス、またそんな風に言って。優しいと思うよ私」




何考えてるのか、わからないのが殆どだけど優しいって思う


今日だってほら…私の為に連れて来てくれたんだよね


優しい以外にないでしょ




「蓮也。素敵な夜景を有難う」


「どう致しまして」




蓮也が私にくれた誕生日プレゼント、ずっと忘れないからね


誰に貰った物よりもずっと大切で、私の心の宝物だよ。



< 159 / 400 >

この作品をシェア

pagetop