嘘偽りの愛しい体温
「蓮也、優しいんだね」
「俺は優しくない」
「クスクス、またそんな風に言って。優しいと思うよ私」
何考えてるのか、わからないのが殆どだけど優しいって思う
今日だってほら…私の為に連れて来てくれたんだよね
優しい以外にないでしょ
「蓮也。素敵な夜景を有難う」
「どう致しまして」
蓮也が私にくれた誕生日プレゼント、ずっと忘れないからね
誰に貰った物よりもずっと大切で、私の心の宝物だよ。