嘘偽りの愛しい体温


「今晩は」


「…今晩は。あの…何でしょうか?」




その女性は私に声を掛けて来るなりヒールの音を響かせ歩み寄る


私は直感的に気付いてしまった


この人も蓮也が好きなのだと…


私に物申しにでも来たのかな


私もう、フラれて蓮也との関係終わったんだけどな…




「貴女、蓮也の事本気なの?遊びで一緒にいる訳じゃないのよね?」


「…どうして私の事知ってるんですか?」


「この前の貴女の様子を見て直ぐにわかったわ。だから調べたのよ、色々とね」




何この人…


凄く感じ悪い…。



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