嘘偽りの愛しい体温
私は女性に背を向けてロビーへと入った
結局あの人は忠告と言うより自慢しに来ただけみたいな感じだった
あんな事言われ自慢されて悔しいけど…もう…どうしようもない
私はもう蓮也の傍にはいられないから…どうする事も出来ない
蓮也に強く拒絶されたんだもん
どんなに好きで、また触れたいと思っても…それは…二度と叶わない
蓮也に触れる所か、話す事や顔を合わせる事さえも出来ない…
もう…本当に…終わってしまったんだ…私。