嘘偽りの愛しい体温


知り合いを見掛けたって…私ってわかってても、来てくれたって事だよね…?


…ちょっと嬉しかったりして


蓮也は何とも思ってないかもしれないけど、私は…嬉しい




「話しはわかった。後は俺がやる」


『でも、黒崎さん夜勤明けじゃ……』


「少し話をするだけだ。終われば帰宅する」


『わ、わかりました』




さっきまで話していた女性は部屋を出て行き、蓮也と二人っきりになってしまった。



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