嘘偽りの愛しい体温


あれから結局蓮也は来てくれなくて、男性の車に乗り病院へ行く事になった


ほっとした自分もいるけど、でもやっぱり寂しい…


蓮也…どんどん私から離れて行っちゃうんだね…




「どしたの、そんな寂しそうな顔して。あ、俺が蓮也じゃないから残念だった?」


「い、いいえ!」


「君、蓮也といやらしい事する関係だろ?」


「…なっ、なっ…何…何言うんですか!そ、そんな訳…」


「ハハ、わかりやすいな」


「だ、だから違います!普通の友達です!」


「俺の目はごまかせないよ」




男はハンドルを握りながらケラケラ笑う


からかわれてる…。



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