嘘偽りの愛しい体温
十二、残酷に交差する想い
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手当が終わり、受け付けロビーへと出ると待合椅子に蓮也が座ってた
本当に来たんだ蓮也
さっきの人、どうやって蓮也を呼んだのかな。凄く気になるんだけど…
「…蓮也」
私は蓮也の傍へ歩み寄ると蓮也は顔を上げ私を見上げる
「腕どうだった?」
「ん、大丈夫だよ。傷口はテープでくっつくらしいし」
「…そうか」
蓮也は立ち上がり会計先へと向かったので、私も後を追い会計へと向かった。