嘘偽りの愛しい体温
「お前の部屋は此処な」
「う、うん。有難う」
「大した物はないが部屋にあるのは適当に使ってくれて良い」
「わかった」
それぞれの部屋へと案内して貰った。蓮也、部屋に女性を呼んだりしないんだよね?
女の影が全くないし
何だか、ほっとした私
蓮也の周りにいる女性は皆、平等な扱いなんだねきっと
私はもうその仲には入らないけど…私は私なりに頑張るもん
蓮也の特別になりたい
どれだけ罵倒され様とどれだけ冷たくされ様と、好きには変わりないから…。