嘘偽りの愛しい体温


きっと蓮也はこんな不自然な私、呆れてると思う


前はもっと堂々としてた。女が居ようが、何であろうが私は知らない。気にしてない


みたいな女を演じていられた。だけど好きになればなる程、それが困難になった


こうも自分の感情をコントロール出来ない所か、顔に出さない様にする事さえも無理で


人を好きになるとこうなるって事、この年にして初めて知った


全部蓮也が教えてくれた


女としての悦びも恋する気持ちも喜怒哀楽も、大切な事を沢山教えてくれた。



< 290 / 400 >

この作品をシェア

pagetop