嘘偽りの愛しい体温


この辺りの土地勘全くないけど、お店一つぐらいはあるよね


マンションから大通りへと出てお店を探す


何かないかな…何でも良いんだけどな


暫く歩き続けると、パスタ屋らしき看板が見えて来た


私は足早に向かって直ぐ






―――キキィィ!―――






私の直ぐ横に一台のワゴン車が豪快に停車したかと思えば中から男二人が出て来た




『コイツで間違いないか?』


『ああ、間違いねぇコイツだ』




コイツ?


私の事?



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