嘘偽りの愛しい体温


『おぉぉ良い身体してんじゃん!震えちゃって、怖いのぉ?』


「…っ……」


『その睨む様な顔、余計男を煽るだけだって習わなかったぁ?』


「やっ、やめてっ…」


『やめないよー?俺、興奮して来ちゃったぁ』




男は胸へと顔を埋め、鼻息を荒くし擦り擦りと頬擦りする


私は手を男の背へ回し、爪を立て思いっきり男の背中を引っ掻いた




『ぐぁっ!ってぇ…何しやんがこの糞アマァァア!』




男は逆上し私の頬を思いきりひっぱたいた。



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