嘘偽りの愛しい体温


どういう訳か里桜が俺の過去を知って懸命に言葉を紡ぐ姿がいじらしい


可愛過ぎると思う俺は相当重症だな


確かに過去の事、ないと言ったら嘘になるが、アイツの死を受け入れてない訳じゃない


アイツの死とは俺なりに向き合ったつもりだ


後悔が一切ない訳ではないが、俺はアイツとお前を比べるつもりはない


お前は俺の中で、過去の女よりずっとでかい


色んな女を見て来たが、これ程までに大切で悪戯したり泣き顔をみたいと思ったのはお前が初めてだ。


< 332 / 400 >

この作品をシェア

pagetop