嘘偽りの愛しい体温


1時間経ち、2時間経ち


気付くと23時を回っていた


里桜はまだ居る


…何してんだ本当


お前という奴は…変わってんな


お前の事…


この手に抱き締めたい


身体も冷たく冷えきってんだろーな…


それから30分が経ち里桜は立ち上がると、手に持っている紙袋をごみ箱へ捨てた


…里桜


このまま見送ると言う事は…もう二度とお前に会う事なくなる


本当に…それで良いのか?


俺は…後悔しないのか?



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