嘘偽りの愛しい体温
「お前に辛い思いをさせた分、これからは幸せにしてやりてぇ。里桜…お前の気持ちが変わってなけりゃあ…傍にいさせてくれねぇか…?」
柔らかい髪質の里桜の後頭部を撫でながら、胸へ強く抱き込む
お前が良いなら…
こんな俺でも構わねぇなら
恋人として付き合って欲しい
勝手な事を言ってる事は重々承知してる
だが、俺はこのままお前を手放したくない。例えいつかお前を悲しい目に合わせてしまう事になったとしても
それでも俺は…お前の傍にいたい。お前の傍にいさせて欲しい。