嘘偽りの愛しい体温
十九、嘘偽りの愛しい体温
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蓮也の想いを聞いてから私はずっと涙が止まらず落ち着くまでずっと蓮也は抱き締めてくれた
想いが通じ合えた時の抱擁は、こんなにも満たされるんだと知った
蓮也の胸は暖かく、安心感を与えてくれる事は知ってた
だけど、今日の抱擁は今まで以上にずっと暖かく身に沁みた
「蓮也…有難う。今日は来てくれて有難う」
「クリスマス、ギリギリだったな。間に合って良かった」
「…うん。クリスマスも大切だけど、蓮也の誕生日が気になってたから本当に良かった」
蓮也の誕生日に間に合って良かった。マンションへ着くと、とっくに日は回ってたけどクリスマスと誕生日に蓮也と恋人同士になれた事嬉しく思う。