嘘偽りの愛しい体温
「って言うかお二人さん朝からお熱い事で。ラブラブだねぇ」
「うるせぇ」
「何?蓮也照れてんの?お前も照れたりするんだ。里桜ちゃん、これからも蓮也の事宜しくな」
「…は、はい」
「今度三人で食事でもしようぜ。じゃあ邪魔者は消えますよっと、蓮也また明日な」
男性は去って行った
相変わらず賑やかな人だった
「相変わらず楽しい人だね」
「そうか?お前は、芸人みたいな奴が好きなのか?」
「そう言う訳じゃない…――」
「ならお前が好きなのは誰?」
蓮也は私の腰をぐっと抱き寄せ至近距離で見つめた。