嘘偽りの愛しい体温
ロビーから外へ出ると目の前には、見慣れた車が停まっている
その車を見ただけで、不覚にもドキッと胸が高鳴りをみせる
重症だな私の心
日を重ねる毎に、好きになって行ってるのが分かる程にまで…溺れてる
でも駄目。この気持ちは何が何でも隠さなきゃならない
私なら出来る
だって、本気で好きなんだもん。自分を偽る事ぐらい、出来る
「ごめんなさい、待った?」
「今来たとこだ」
「そっか」
左ハンドルの外車を見る度に思う。この人は、どんな仕事してるんだろう…?