嘘偽りの愛しい体温


男は一つ溜め息をつくと、私の頭をそっと撫でながら言葉を紡ぐ




「わかった。このまま続けるが、無理ならちゃんと言え。良いな?」


「う、うん…わかった」




私はコクんと小さく頷くと、男はふっと柔らかい笑みを零した



この人が笑った顔初めて見た



どうしよう…



ちょっとした優しい笑顔見ただけなのに、凄くドキドキする



何だか凄く嬉しい。



< 72 / 400 >

この作品をシェア

pagetop