嘘偽りの愛しい体温
苦痛から気を逸らせる為、女の唇を奪いながら俺を打ち付ける
本来ならばこんな事面倒臭い筈なのにそう思わないのは
余程興奮してるんだな、俺
大人げねぇな
暫くすれば行為が終わり
女はぐったりシーツに横たわる
結局セックスの醍醐味であるエクスタシーを味わえなかったんだろうな
気の毒だがお前が望んだ事だ
今更どうこう言うつもりはない
だがお前は俺に興奮と快楽を与えてくれた
有難うな
横たわる女の頭を撫でた。