私の日本人彼女
楽しい時間はあっという間である。パーティーは終わり、片付けをしていたら、最初に来た三人組娘は我々を手伝ってくれることになった。
感謝の意を表すため、ゲームで残った商品を3人に分けてあげた。その後、携帯アドを交換したが、なんか私にはその楠ちゃんは手が届かないところにいた感じがした。
私は地味だし、中国の農村生まれで、彼女のように裕福な家庭で育ってないから、手が届くそうにもない。だから、連絡はするつもりでもなかった。

大学内での偶然の出会いで、楠ちゃんは遠いところで微笑みながら、私に向かって手を振った。
晩冬の夕日の下で、浮かぶえくぼはさらに深く見えた。彼女は依然ロングブーツでミニスカート、スカートとブーツの間にチラット見える白い肌、大きな胸で、私は視線をどこに置けばいいかわからないぐらいだった。
「最近会えなかったようね」彼女は先に話した。
「うん。国に帰ってきたからさ・・・」なんか私は不自然であった。
彼女は手を口に添えて、フ・・・フウと笑い、「じゃ、またね」といいながら、バス駅に向かって行った。
私は、何度も振り返り彼女の後ろ姿を見た。細いウェスト、抜群なスタイルとにかく絵になる風景であった。
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