ありえねえって[完]




音楽を聴きながら、寒い路地を歩いていると、前に海月がいた。




「「幸せを届けてあげてね」」


その言葉が心を動かす……




「おはよ、亜実ちゃん。」


ニッと笑って隣を歩く。

亜実はすっごい機嫌が悪そうな顔で俺を睨む。



「……なに?朝からあんたの顔見るなんて最悪。」





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