ありえねえって[完]




「さっきさ、俺のこと名前で呼んだでしょ?」

「……呼んでない。」

「呼んだ。絶対呼んだ。」

「呼んでないってば!!しつこい!!!」

「もっかい呼んで?」

「却下、」




立ち上がって帰ろうとする亜実。


俺は腕を引っ張った。

嫌々そうな顔をして振り向く亜実。





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