粉雪はきっと泣いていた

私は怖がりな子供だった。
いじめられていた訳ではない。
むしろうまくいきすぎなくらい友達関係を操ることができた。

自分を押し殺して。

でもそれが生きがいだった。
安全な位置にいるという優越感。

誰かがいる安心感。

そんなものをさっさと捨ててしまえばよかったの?

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