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月の骨
125ページ
月の骨
職場から機構の研究所へ向かう間、山城は終始無言で、僕はそのことに安堵した。
彼は眉間に皺を寄せ、難しい顔をしている。
やがて車は研究所へたどり着き、職員用の地下駐車場ゲートへと進んでいった。
山城が入館パスをゲートのカメラにかざすと、自動で目の前のバーが上がった。
それから、駐車場を半周して山城は適当な位置に車を止めた。駐車場は意外と空いている。
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< 125 / 201 >
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