<冬真side>



さっきまで吐いていた奈々。



今は、寝ている。



「冬真君…奈々の事で…」


嫌な予感する…



俺は、おばさんの後をついていく。



「奈々は…うっっ…(涙)」



俺は、おばさんの背中をさする。






「奈々は、ガンだって…」






おばさんの声は、とても小さくて震えていた。






泣き叫ぶおばさんを残して、再び奈々の病室に戻る。
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