VALEN-TINE
出さないんだよ。








てかどんだけ弱いんだよ!
てか早く返事頂戴よっ!
あたしがさっきの言葉をいってから沈黙状態。
教室の中もしらけ状態。
全部全部、小山くんの責任なんだけど??
小山くんもだまったきり、てかなんか唖然としてる。
まぁそうだろ・・あたし、大胆発言?しちゃったもん♪


「わかりました」


小山くんは諦めたようにいった。ため息をひとつ。

「うん、あのね。ごめんね。」

「嘘はつかないでほしいの。」

「嘘じゃないからっ!・・・」


少し潤んだ瞳を見せてみる。
小山くん、びくともしないから。
あ、あたしってそういうの駄目かな?


「何が嘘じゃないの?それが嘘なんだろ?」


小山くんの視線が痛いほどにくる。
怖い、怖い、うー・・怖いっっ
< 38 / 70 >

この作品をシェア

pagetop