十五の石の物語
*
「もう~!
なんで私のせいにするんだよ~!」
「まぁ、良いではないか。
さっきは、あの理由しか思いつかなかったのだ。
まさか、本当のことは言えないからな。」
「もうこんなに採ったのにまだ掘りたいだなんて、私がものすごい欲深女みたいじゃないか。」
サリーはぶつぶつと文句を言っていたが、私は窓の景色をみつめ聞いていないふりを決めこんだ。
「それにしてもサリーさん、すごいじゃないですか。
こんなにたくさん採れたんですか?
あ、これなんかけっこう大きいじゃないですか!」
ヴェールはそう言いながら、サリーの集めた水晶の欠片を指差した。
おそらく、ヴェールはサリーの気を逸らそうとしてそんなことを言ってくれたのだと思う。
「そうだろう?
透き通っててすっごく綺麗だよね~!
そうだ!アランの奥さんに頼んでヴェールのも何か作ってもらってあげるよ!
……あ、レヴのはないからね…私とヴェールのだけ作るんだから!」
「もう~!
なんで私のせいにするんだよ~!」
「まぁ、良いではないか。
さっきは、あの理由しか思いつかなかったのだ。
まさか、本当のことは言えないからな。」
「もうこんなに採ったのにまだ掘りたいだなんて、私がものすごい欲深女みたいじゃないか。」
サリーはぶつぶつと文句を言っていたが、私は窓の景色をみつめ聞いていないふりを決めこんだ。
「それにしてもサリーさん、すごいじゃないですか。
こんなにたくさん採れたんですか?
あ、これなんかけっこう大きいじゃないですか!」
ヴェールはそう言いながら、サリーの集めた水晶の欠片を指差した。
おそらく、ヴェールはサリーの気を逸らそうとしてそんなことを言ってくれたのだと思う。
「そうだろう?
透き通っててすっごく綺麗だよね~!
そうだ!アランの奥さんに頼んでヴェールのも何か作ってもらってあげるよ!
……あ、レヴのはないからね…私とヴェールのだけ作るんだから!」