十五の石の物語
「あ、あの…ジェムストーンさんは、ご両親のために幸せの石を探されてるそうですわ。」
ジネットが突然会話に口をはさんだ。
「幸せの石?
どんな石なのさ?
それがここにあるのかい?」
「いや…ここでみつかったのは…そりゃあ確かに良い石なんだが、俺が探してる石かどうか…」
そういうと、ジェムストーンは採掘場に入り、一つの石の塊を持って戻った。
「これがここで採れた石だ。」
「へぇ~…
変わった石だね!
赤い斑点があるんだね。」
「磨けばこの緑色がもっとくっきりして、綺麗だと思うぜ。
明日、磨いてみせてやるよ。」
「ジェムストーンさんは各地で珍しい石を採掘されているのですよね?」
「あぁ…けっこういろんな所へ行ったぜ。」
「明日、詳しくお話を聞かせていただけないでしょうか?」
「今でも良いぜ。」
「少し専門的な話になりますので、明日ゆっくりおうかがいしたいのですが…」
「わかったよ。じゃ、明日な。」
それから、皆は思い思いの場所で眠りに就いた。
ジネットは、一人だけ、少し離れた所にいた。
なにか様子がおかしい気がしたが、思い当たることといえば、さっき、サリーの言ったいやみのことか、ネリーのことでヴェールをからかったことだろうが、もし、本当にそのことを気に病んでいるとしたらおかしな話だ。
なにせ、ジネットは心に決めた人がいて、彼女はその人を探しているのだから。
きっと、私の考え過ぎだろう。
まだ私達との付き合いも短いし、きっと一人でゆっくりしたいのだ。
そう考え、私も眠りに就いた、
ジネットが突然会話に口をはさんだ。
「幸せの石?
どんな石なのさ?
それがここにあるのかい?」
「いや…ここでみつかったのは…そりゃあ確かに良い石なんだが、俺が探してる石かどうか…」
そういうと、ジェムストーンは採掘場に入り、一つの石の塊を持って戻った。
「これがここで採れた石だ。」
「へぇ~…
変わった石だね!
赤い斑点があるんだね。」
「磨けばこの緑色がもっとくっきりして、綺麗だと思うぜ。
明日、磨いてみせてやるよ。」
「ジェムストーンさんは各地で珍しい石を採掘されているのですよね?」
「あぁ…けっこういろんな所へ行ったぜ。」
「明日、詳しくお話を聞かせていただけないでしょうか?」
「今でも良いぜ。」
「少し専門的な話になりますので、明日ゆっくりおうかがいしたいのですが…」
「わかったよ。じゃ、明日な。」
それから、皆は思い思いの場所で眠りに就いた。
ジネットは、一人だけ、少し離れた所にいた。
なにか様子がおかしい気がしたが、思い当たることといえば、さっき、サリーの言ったいやみのことか、ネリーのことでヴェールをからかったことだろうが、もし、本当にそのことを気に病んでいるとしたらおかしな話だ。
なにせ、ジネットは心に決めた人がいて、彼女はその人を探しているのだから。
きっと、私の考え過ぎだろう。
まだ私達との付き合いも短いし、きっと一人でゆっくりしたいのだ。
そう考え、私も眠りに就いた、